【キリム・絨毯について】
キリムと絨毯と上手に暮らそう!
絨毯やキリムの文化のある地域と日本の気候は全然違います。
一番大切なのは湿気を取って常に乾燥させておくこと!
ホウキと太陽と風はラグのお友達♪
昔の人の生活を参考にしましょう。
★トルコからキリム・絨毯が届いたら
まずすぐに開封しましょう!
梱包されたままだと絨毯に湿気がたまってしまします。
______________
★日頃のお手入れ
とっても簡単で、掃除機を丁寧にかける程度でOKです♪
(詳しくは下記記載)
異国の地“トルコやペルシャ”などで何十年も大切に守られてきた手織り絨毯やキリムたち。
日本でこの先何十年も私たちも大切に使っていくには、ちょっとだけ知っておくべきコトがあるんです。
【キリムや絨毯は乾燥した地域の織物ですので、湿気が苦手です】
★絨毯やキリムで一番大切なのは、湿気対策です!
日本は湿気が高いので、湿気対策をしっかりして頂ければと思います!
ウール絨毯が濡れたままの状態になっていたり、湿気を吸ってしまうと、臭います。
日本では梅雨〜夏の時期に特に注意して下さい。
梅雨〜夏は、できればクーラーが聞いているお部屋で使うことをおススメします。
冬はカビの原因にもなりますので、加湿器の近くなどでは使わないでください。
★収納について
長期の収納は注意です!おすすめできません×
収納時には、出来るだけ湿気のない場所に防虫剤と乾燥剤を入れて収納すると良いです。
★衣蛾(イガ)に注意
日常的にご使用の場合はほぼ心配ないですが、収納の際には注意が必要です。
衣類などを食害するイガ。
人間にはほとんど害はありませんが、長期収納の際には毛や繊維を食べられてしまうことがありますので、注意しましょう。
特に、食べこぼしなどのヨゴレがあると、そこから虫がついてしまいますので、しっかりと綺麗にしてから収納しましょう。
対策としてナフタリン、樟脳(しょうのう)などが効果的です。
ラグの下に防虫シートを敷き、防虫剤や湿気取りなどを合わせて入れるのも効果的です。
★太陽+風で臭い対策!
天気の良い日に、お布団のように天日干しが昔からのお手入れ方法です。(1〜2時間が目安)
色褪せの原因にもなりますので、長時間の天日干しは控えて下さい。
(●絨毯=裏表1時間ずつが目安●キリム=裏表30分ずつが目安
※日差しの強さや、天候・湿度、毛足の長さによって時間は前後します。あくまでも目安です。)
さらに、風通しが良いと臭い対策にもなります。湿気で少しに臭ってしまった場合でも乾燥すると臭いは取れます。
扇風機でも良いですよ◎
外干しした場合は、両手で持ってぱたぱたとしてからお部屋に入れて頂くとバッチリです◎
(これは、洗濯ものを取り込む時と同じで、小さな虫や花粉などを払う為です。)
大きい絨毯は重く、外に出すのも一苦労ですよね。
絨毯を半分ずつめくる、という簡単な方法でも充分効果があるので是非お試しを。
(お休み前やお出かけ前にすると◎)
★どのくらいの頻度で干すのか。
これは、お客様のラグの使い具合、またどこで使っているのか、ラグのサイズ、湿気や天気にも左右されます。
湿気の少ないトルコでは季節の変わり目だけ年に数回だけ干す人もいます。
扱いやすい小さめラグや水回りで使っているラグは週1回でもいいかもしれません。
日本は湿度高めの国ですので、月に1度くらい外で日向ぼっこ+風に当てさせてあげるとラグも喜びそうです。
日本では冬のカラっとしたお天気はラグがすっきりしそうです。
あまり考えすぎず、お客様のラグとのライフスタイルに合わせて頂ければと思います。
★梅雨や湿気が多すぎる時の対策
ラグを干したいのに湿気が多すぎると、外もぺたぺた感・・・。
そんな時は、外にほしてもラグに湿気が溜まってしまう可能性も。
クーラーと除湿器があるお部屋の日向にラグを敷いたり(裏表)、干したりしても良いです◎
ちょっと窓をあけて風に当てたり、さらに扇風機をあてても良いと思います!
★日焼けについて
一年中、直射日光が当たる場所(縁側など)に置いておくと日焼けします。
特に赤系統の色が日焼けしやすいです。
日当りのよい場所にある置く場合はカーテンなどで遮光するか、時々位置をずらしたりするだけで日焼けしにくくなります。
短時間の天日干しなどはそれほど問題ありません。むしろ天日干しはたまにしたほうが良いです◎
★ホットカーペットの使用について
絨毯もキリムもホットカーペットに使用できます。
たまに干す・風に当てるなどして、普段のお手入れは行ってください♪
★お掃除の仕方
小さめ絨毯やキリムは、両端を両手でもってぱたぱた振ってあげると、塵・ほこりや小さいゴミが落ちます。
昔ながらの方法は、柔らかいホウキでさっさっさと掃きます。
毛並みの逆からも掃いてOKです。横方向にも掃きましょう。
最後に毛並みの方向に掃きながら整えます。(毛並みが寝る方向・滑らかになる方向、逆立たない方向です。)
掃除機をかける場合は、弱い設定で毛並みに沿ってゆっくり優しくかけてください。
横方向にかけても大丈夫です。
掃除機は引きながら、ゆっくりとかけるのがコツです!
勢いよくかけたり、回転するパワーブラシやタービンブラシ方式の強力な掃除機をお使いになると、毛足を痛めたり、毛羽立ち等の原因になりますのでご注意ください。
キリムは両手で持ってぱたぱたするだけでも十分ほこりが落ちます。
毛足のある絨毯はブラシなどで塵やホコリなどを取り除いても良いですね。
敷きっぱなしもカビの原因になりますので、時々めくって風通しをしてください。
★家庭での日頃のお手入れ方法
見た目や風合いなどから少し汚れた感じがする場合は、湿った程度の雑巾での拭き掃除が効果的です。
拭き終わった後は、風通しの良い場所でしっかり乾かしましょう。
★汚れの取り方
ウールは水をはじく性質があるため、汚れてしまったときは、すぐに拭く!
そうすれば、ちょっとの汚れは取れます。
拭いた時もしっかり水分をとって乾かしてくださいね。
★飲み物等をこぼした場合 ※スピード勝負!秒でふき取りがコツ!!
(コーヒー、紅茶、ジュース、ミルク、アルコール等)
キッチンペーパーや乾いたタオルなどにすぐに吸収させて下さい。
沢山こぼしてしまった場合は、ラグの表と裏側にもキッチンペーパーや乾いたタオル等を敷きラグを挟み、上から押すようにして、水分がなくなるまで頑張って下さい!
その後、ぬるま湯を含んだ布巾(しめっている程度)で汚れを拭き取って下さい。
その後は中性洗剤を溶かしたぬるま湯で汚れた部分をシミが取れるまで拭き取り、最後に乾いた布巾で水分を拭き取ってから、ドライヤー(低温)で乾かすとシミになりにくいです。
★ペットがおしっこをしてしまった場合
水を含ませたスポンジやタオル等でおしっこをふき取り、水分を出来るだけ吸収させてください。
裏側まで染みてしまった場合は、トイレトイレシートやキッチンペーパー、雑巾等で挟み込むようにおしっこを素早く吸い取りましょう。
時間が経つと内部まで染み込んでしまいますので、その前に早く水分を取って下さい。
水分を吸い取った後は、絞った雑巾やタオルで押し当てるように何度も拭き取ります。
※たたいたり、強くこすったりしないように。
叩いてしまうことで繊維の中に染み込ませてしまったり、擦ることで繊維を傷つけてしまうことがあるので注意しましょう。
拭き取る回数の目安としては、雑巾やタオルに色が付かなくなるまで行えば大丈夫です。
消臭対策に、
0.5リットルの水に対して小さじ2杯の食酢(白)を入れ、
スポンジやタオルなどに染み込ませ、押し当てるように拭き取って下さい。
拭き終わった後は、風通しの良い場所でしっかり乾かしましょう!
★ペットが吐いてしまった場合
時間が経ってから発見した際、嘔吐物が乾いていた場合は、
まず固形物の部分をティッシュなどでつまみ取った後にぬるま湯で良く絞った湿ったタオルで拭いて下さい。
たたいたり、強くこっすったりはしないように。
嘔吐物を取り除いたら、水で濡らした雑巾を固く絞って拭き取ります。
次に、バケツの水1杯にキャップ1杯程度を薄めたウール用中性洗剤または弱アルカリ性洗剤を薄めた水溶液で拭きます。
綺麗なタオルで洗剤の成分が残らないようにしっかり拭き取ります。
拭き終わった後は、風通しの良い場所でしっかり乾かしましょう!
臭いが気になる場合は、消臭用スプレーなどを吹きつけておきましょう。
★ご自宅でのお手入れ方法(汚れやにおいの気になる場合)
泡を使ってラグをきれいに♪
(※トルコでも主流のお手入れで、できる限り簡単で安全な方法を掲載しましたが、自宅でのお手入れは自己責任でお願いします!)
※事前に目立たない部分で色落ちしないかを確かめましょう。
※毛足の表面をきれいにするイメージです。
※キリム・絨毯には水分ができるだけ含まないようにします。
●ご用意頂くもの
・洗面器やバケツ
・水
・中性洗剤(洗髪用のシャンプーも可)
・ボディ用泡立てネット(洗顔用でも可。)
・湿った程度のタオル
〈手順〉
1.ホウキで掃くor優しく掃除機をかけ、両手で振るようにぱたぱたしてほこりをとり、塵やほこりを取り除く
2.水1L:大さじ1ほどの中性洗剤を入れて、良く泡立てる。
(キリム・絨毯のサイズや汚れ具合により水と洗剤の量は調節して下さい。お湯はダメです。)
3.毛足の表面に泡をのせ、泡を優しく塗っていくのを何回か繰り返す。
(水はラグにはつけないように。)
4.清潔で湿ったタオルで、しっかり泡をふき取る※できるだけ水分が少な目のタオルで。
(トルコでは泡を拭き取らずそのまま干す工程へ行くことも。)
最後に毛並みを整えるのを忘れずに!
5.お日様の下で風通しのよい場所で平干しして下さい。(※天日干しは2〜3時間ほど、その後は陰干し。)
※半乾きはカビや匂いの原因にもなりますので、しっかり乾かしてあげましょう!
6.外干しした場合は、両手で持ってぱたぱたとしてからお部屋に入れて頂くとバッチリです◎
(これは、洗濯ものを取り込む時と同じで、小さな虫や花粉などを払う為です。)
★キリム・絨毯専門クリーニングやさんへお願いする
絨毯を洗う頻度は使い方によってかなり違ってきます。
日常的にあまり使わない部屋に敷いてある絨毯は、3〜5年に一度で十分ですが、
キッチンなどよく使うところに敷いてあるものは毎年洗うと良いですね。
リビングは家族構成によって変わってくると思いますので、使用頻度に合わせたクリーニングをおすすめします。
小さなお子様や、室内でペットを飼っていらっしゃる方は定期的なクリーニングがおすすめです。
壁にかけてタペストリーのように使っている場合は、ご家庭で日ごろのお手入れで十分です。(ハタキでぱっぱも◎)
★フリンジや端のほつれを見つけたら・・・
ヘヴンズドアでは、仕入れの際にフリンジ部分のチェックをしっかり行っております。
フリンジンがしっかり止まっていないと、使っているうちにほつれてしまう可能性があるからです。
その為、ラグが丈夫に長く使っていくことができるか、しっかりチェックしています。
必要がある場合は、ほつれないようにこちらでしっかりメンテナンスをしております。
その為、お客様には長く長く安心してお使い頂けます。
それでも万が一、長年使っている間に、フリンジや端などで少しほつれているのを発見した場合などは、似ている色の細い糸で、手で縫って頂ければ大丈夫です◎
※フリンジやラグの端をほつれた状態のままにしてしまうと、本体のほつれにもつながるものとなってきます。
【日本でも絨毯とキリムと楽しく暮らそう】
乾燥地域のトルコやトルコ周辺の国とは違い、
湿度の高い日本で、湿気対策をしないと、せっかくのラグがダメになってしまうことがあります。
色々と書きましたが、手織り絨毯・キリムは昔の人々が使ってきたもので、丈夫なんです!
あまり深く考えすぎず、生活スタイルに合わせて、風通しの良い場所に干してあげるのが一番の対策だと思います。
手織りキリムや絨毯と暮らすと、不思議と心がほっと落ち着きます。
愛着もどんどん湧いていき、キリム・絨毯にも味が出ていきます。
昔の女性達が心を込めて生活の為、嫁入り道具の為に一枚一枚織ってきた宝物。
手間暇かけて織られたキリム・絨毯はアートそのもの。
その時の見た景色(色)や気持ちなどが一枚にぎゅぎゅっと詰め込まれています。
何かと忙しくストレス社会の現代人への贈り物のようにも感じます♪
インテリアのアクセントとしても楽しんで頂き、キリム・絨毯に沢山癒されて欲しいです♪
お手入れ方法の動画です↓↓
キリムと絨毯と上手に暮らそう!
絨毯やキリムの文化のある地域と日本の気候は全然違います。
一番大切なのは湿気を取って常に乾燥させておくこと!
ホウキと太陽と風はラグのお友達♪
昔の人の生活を参考にしましょう。
★トルコからキリム・絨毯が届いたら
まずすぐに開封しましょう!
梱包されたままだと絨毯に湿気がたまってしまします。
______________
★日頃のお手入れ
とっても簡単で、掃除機を丁寧にかける程度でOKです♪
(詳しくは下記記載)
異国の地“トルコやペルシャ”などで何十年も大切に守られてきた手織り絨毯やキリムたち。
日本でこの先何十年も私たちも大切に使っていくには、ちょっとだけ知っておくべきコトがあるんです。
【キリムや絨毯は乾燥した地域の織物ですので、湿気が苦手です】
★絨毯やキリムで一番大切なのは、湿気対策です!
日本は湿気が高いので、湿気対策をしっかりして頂ければと思います!
ウール絨毯が濡れたままの状態になっていたり、湿気を吸ってしまうと、臭います。
日本では梅雨〜夏の時期に特に注意して下さい。
梅雨〜夏は、できればクーラーが聞いているお部屋で使うことをおススメします。
冬はカビの原因にもなりますので、加湿器の近くなどでは使わないでください。
★収納について
長期の収納は注意です!おすすめできません×
収納時には、出来るだけ湿気のない場所に防虫剤と乾燥剤を入れて収納すると良いです。
★衣蛾(イガ)に注意
日常的にご使用の場合はほぼ心配ないですが、収納の際には注意が必要です。
衣類などを食害するイガ。
人間にはほとんど害はありませんが、長期収納の際には毛や繊維を食べられてしまうことがありますので、注意しましょう。
特に、食べこぼしなどのヨゴレがあると、そこから虫がついてしまいますので、しっかりと綺麗にしてから収納しましょう。
対策としてナフタリン、樟脳(しょうのう)などが効果的です。
ラグの下に防虫シートを敷き、防虫剤や湿気取りなどを合わせて入れるのも効果的です。
★太陽+風で臭い対策!
天気の良い日に、お布団のように天日干しが昔からのお手入れ方法です。(1〜2時間が目安)
色褪せの原因にもなりますので、長時間の天日干しは控えて下さい。
(●絨毯=裏表1時間ずつが目安●キリム=裏表30分ずつが目安
※日差しの強さや、天候・湿度、毛足の長さによって時間は前後します。あくまでも目安です。)
さらに、風通しが良いと臭い対策にもなります。湿気で少しに臭ってしまった場合でも乾燥すると臭いは取れます。
扇風機でも良いですよ◎
外干しした場合は、両手で持ってぱたぱたとしてからお部屋に入れて頂くとバッチリです◎
(これは、洗濯ものを取り込む時と同じで、小さな虫や花粉などを払う為です。)
大きい絨毯は重く、外に出すのも一苦労ですよね。
絨毯を半分ずつめくる、という簡単な方法でも充分効果があるので是非お試しを。
(お休み前やお出かけ前にすると◎)
★どのくらいの頻度で干すのか。
これは、お客様のラグの使い具合、またどこで使っているのか、ラグのサイズ、湿気や天気にも左右されます。
湿気の少ないトルコでは季節の変わり目だけ年に数回だけ干す人もいます。
扱いやすい小さめラグや水回りで使っているラグは週1回でもいいかもしれません。
日本は湿度高めの国ですので、月に1度くらい外で日向ぼっこ+風に当てさせてあげるとラグも喜びそうです。
日本では冬のカラっとしたお天気はラグがすっきりしそうです。
あまり考えすぎず、お客様のラグとのライフスタイルに合わせて頂ければと思います。
★梅雨や湿気が多すぎる時の対策
ラグを干したいのに湿気が多すぎると、外もぺたぺた感・・・。
そんな時は、外にほしてもラグに湿気が溜まってしまう可能性も。
クーラーと除湿器があるお部屋の日向にラグを敷いたり(裏表)、干したりしても良いです◎
ちょっと窓をあけて風に当てたり、さらに扇風機をあてても良いと思います!
★日焼けについて
一年中、直射日光が当たる場所(縁側など)に置いておくと日焼けします。
特に赤系統の色が日焼けしやすいです。
日当りのよい場所にある置く場合はカーテンなどで遮光するか、時々位置をずらしたりするだけで日焼けしにくくなります。
短時間の天日干しなどはそれほど問題ありません。むしろ天日干しはたまにしたほうが良いです◎
★ホットカーペットの使用について
絨毯もキリムもホットカーペットに使用できます。
たまに干す・風に当てるなどして、普段のお手入れは行ってください♪
★お掃除の仕方
小さめ絨毯やキリムは、両端を両手でもってぱたぱた振ってあげると、塵・ほこりや小さいゴミが落ちます。
昔ながらの方法は、柔らかいホウキでさっさっさと掃きます。
毛並みの逆からも掃いてOKです。横方向にも掃きましょう。
最後に毛並みの方向に掃きながら整えます。(毛並みが寝る方向・滑らかになる方向、逆立たない方向です。)
掃除機をかける場合は、弱い設定で毛並みに沿ってゆっくり優しくかけてください。
横方向にかけても大丈夫です。
掃除機は引きながら、ゆっくりとかけるのがコツです!
勢いよくかけたり、回転するパワーブラシやタービンブラシ方式の強力な掃除機をお使いになると、毛足を痛めたり、毛羽立ち等の原因になりますのでご注意ください。
キリムは両手で持ってぱたぱたするだけでも十分ほこりが落ちます。
毛足のある絨毯はブラシなどで塵やホコリなどを取り除いても良いですね。
敷きっぱなしもカビの原因になりますので、時々めくって風通しをしてください。
★家庭での日頃のお手入れ方法
見た目や風合いなどから少し汚れた感じがする場合は、湿った程度の雑巾での拭き掃除が効果的です。
拭き終わった後は、風通しの良い場所でしっかり乾かしましょう。
★汚れの取り方
ウールは水をはじく性質があるため、汚れてしまったときは、すぐに拭く!
そうすれば、ちょっとの汚れは取れます。
拭いた時もしっかり水分をとって乾かしてくださいね。
★飲み物等をこぼした場合 ※スピード勝負!秒でふき取りがコツ!!
(コーヒー、紅茶、ジュース、ミルク、アルコール等)
キッチンペーパーや乾いたタオルなどにすぐに吸収させて下さい。
沢山こぼしてしまった場合は、ラグの表と裏側にもキッチンペーパーや乾いたタオル等を敷きラグを挟み、上から押すようにして、水分がなくなるまで頑張って下さい!
その後、ぬるま湯を含んだ布巾(しめっている程度)で汚れを拭き取って下さい。
その後は中性洗剤を溶かしたぬるま湯で汚れた部分をシミが取れるまで拭き取り、最後に乾いた布巾で水分を拭き取ってから、ドライヤー(低温)で乾かすとシミになりにくいです。
★ペットがおしっこをしてしまった場合
水を含ませたスポンジやタオル等でおしっこをふき取り、水分を出来るだけ吸収させてください。
裏側まで染みてしまった場合は、トイレトイレシートやキッチンペーパー、雑巾等で挟み込むようにおしっこを素早く吸い取りましょう。
時間が経つと内部まで染み込んでしまいますので、その前に早く水分を取って下さい。
水分を吸い取った後は、絞った雑巾やタオルで押し当てるように何度も拭き取ります。
※たたいたり、強くこすったりしないように。
叩いてしまうことで繊維の中に染み込ませてしまったり、擦ることで繊維を傷つけてしまうことがあるので注意しましょう。
拭き取る回数の目安としては、雑巾やタオルに色が付かなくなるまで行えば大丈夫です。
消臭対策に、
0.5リットルの水に対して小さじ2杯の食酢(白)を入れ、
スポンジやタオルなどに染み込ませ、押し当てるように拭き取って下さい。
拭き終わった後は、風通しの良い場所でしっかり乾かしましょう!
★ペットが吐いてしまった場合
時間が経ってから発見した際、嘔吐物が乾いていた場合は、
まず固形物の部分をティッシュなどでつまみ取った後にぬるま湯で良く絞った湿ったタオルで拭いて下さい。
たたいたり、強くこっすったりはしないように。
嘔吐物を取り除いたら、水で濡らした雑巾を固く絞って拭き取ります。
次に、バケツの水1杯にキャップ1杯程度を薄めたウール用中性洗剤または弱アルカリ性洗剤を薄めた水溶液で拭きます。
綺麗なタオルで洗剤の成分が残らないようにしっかり拭き取ります。
拭き終わった後は、風通しの良い場所でしっかり乾かしましょう!
臭いが気になる場合は、消臭用スプレーなどを吹きつけておきましょう。
★ご自宅でのお手入れ方法(汚れやにおいの気になる場合)
泡を使ってラグをきれいに♪
(※トルコでも主流のお手入れで、できる限り簡単で安全な方法を掲載しましたが、自宅でのお手入れは自己責任でお願いします!)
※事前に目立たない部分で色落ちしないかを確かめましょう。
※毛足の表面をきれいにするイメージです。
※キリム・絨毯には水分ができるだけ含まないようにします。
●ご用意頂くもの
・洗面器やバケツ
・水
・中性洗剤(洗髪用のシャンプーも可)
・ボディ用泡立てネット(洗顔用でも可。)
・湿った程度のタオル
〈手順〉
1.ホウキで掃くor優しく掃除機をかけ、両手で振るようにぱたぱたしてほこりをとり、塵やほこりを取り除く
2.水1L:大さじ1ほどの中性洗剤を入れて、良く泡立てる。
(キリム・絨毯のサイズや汚れ具合により水と洗剤の量は調節して下さい。お湯はダメです。)
3.毛足の表面に泡をのせ、泡を優しく塗っていくのを何回か繰り返す。
(水はラグにはつけないように。)
4.清潔で湿ったタオルで、しっかり泡をふき取る※できるだけ水分が少な目のタオルで。
(トルコでは泡を拭き取らずそのまま干す工程へ行くことも。)
最後に毛並みを整えるのを忘れずに!
5.お日様の下で風通しのよい場所で平干しして下さい。(※天日干しは2〜3時間ほど、その後は陰干し。)
※半乾きはカビや匂いの原因にもなりますので、しっかり乾かしてあげましょう!
6.外干しした場合は、両手で持ってぱたぱたとしてからお部屋に入れて頂くとバッチリです◎
(これは、洗濯ものを取り込む時と同じで、小さな虫や花粉などを払う為です。)
★キリム・絨毯専門クリーニングやさんへお願いする
絨毯を洗う頻度は使い方によってかなり違ってきます。
日常的にあまり使わない部屋に敷いてある絨毯は、3〜5年に一度で十分ですが、
キッチンなどよく使うところに敷いてあるものは毎年洗うと良いですね。
リビングは家族構成によって変わってくると思いますので、使用頻度に合わせたクリーニングをおすすめします。
小さなお子様や、室内でペットを飼っていらっしゃる方は定期的なクリーニングがおすすめです。
壁にかけてタペストリーのように使っている場合は、ご家庭で日ごろのお手入れで十分です。(ハタキでぱっぱも◎)
★フリンジや端のほつれを見つけたら・・・
ヘヴンズドアでは、仕入れの際にフリンジ部分のチェックをしっかり行っております。
フリンジンがしっかり止まっていないと、使っているうちにほつれてしまう可能性があるからです。
その為、ラグが丈夫に長く使っていくことができるか、しっかりチェックしています。
必要がある場合は、ほつれないようにこちらでしっかりメンテナンスをしております。
その為、お客様には長く長く安心してお使い頂けます。
それでも万が一、長年使っている間に、フリンジや端などで少しほつれているのを発見した場合などは、似ている色の細い糸で、手で縫って頂ければ大丈夫です◎
※フリンジやラグの端をほつれた状態のままにしてしまうと、本体のほつれにもつながるものとなってきます。
【日本でも絨毯とキリムと楽しく暮らそう】
乾燥地域のトルコやトルコ周辺の国とは違い、
湿度の高い日本で、湿気対策をしないと、せっかくのラグがダメになってしまうことがあります。
色々と書きましたが、手織り絨毯・キリムは昔の人々が使ってきたもので、丈夫なんです!
あまり深く考えすぎず、生活スタイルに合わせて、風通しの良い場所に干してあげるのが一番の対策だと思います。
手織りキリムや絨毯と暮らすと、不思議と心がほっと落ち着きます。
愛着もどんどん湧いていき、キリム・絨毯にも味が出ていきます。
昔の女性達が心を込めて生活の為、嫁入り道具の為に一枚一枚織ってきた宝物。
手間暇かけて織られたキリム・絨毯はアートそのもの。
その時の見た景色(色)や気持ちなどが一枚にぎゅぎゅっと詰め込まれています。
何かと忙しくストレス社会の現代人への贈り物のようにも感じます♪
インテリアのアクセントとしても楽しんで頂き、キリム・絨毯に沢山癒されて欲しいです♪
お手入れ方法の動画です↓↓